【予定を断る】「遊ぶ気力がない」なら、行かなくていい。
「ああ、明日、友人と会うのを予定していたけど、全然体が動かないな…」
「全然行きたくないな…」
「心底面倒くさい…」
もしそうなら、「体調が悪いから行けなくなった」と言って、断っていい。
私は、胸を張ってそう主張します。
「風邪」を理由に遊びを断るのと、「行きたくない」を理由に遊びを断ること。
この2つに、違いがありますか?
断る理由として、どちらも「体がうまく動かない」し、「遊びに行った後、悪化する恐れがある」という点で、何ら変わりないと思いませんか。
寒気がして、頭が痛くて、体が鈍い。
お風呂に入るのが面倒くさくて体が動かない。心が躍らない。ベッドから動けない。
この両者は、言葉にすると一見異なるように見えますが、体の状態としては同じです。
どちらも結果として、「体が動かない」。
最近では健康的な生活が流行っていますが、体が不調なときケアするのが当たり前なら、同様に、心が不調なときにもケアするべきだ、と私は思います。
心が不調なとき、無理は禁物です。
心が不調なときに無理をすると、どんどん心が麻痺していき、悪化する。
「何故だかわからないけど調子が悪く、何をやってもうまくいかない」と感じることが増えていく。
体が不調なときと、心が不調なとき、するべきことは変わりません。
そういうときにすべきことは、無理して誰かに合わせるのではなく、休息をとり、自分を癒すのに注力すること。
私だったら心が不調なとき、ハーブティーを飲み、部屋の電気を消し、アロマとキャンドルを焚きます。
頭から離れない事柄があるならば文字にするし、どうしようもない不安とじっと向き合う。
ストレッチをし、背の高い木に囲まれるような場所へ行き、散歩をする。
何度見ても爆笑できる動画を見る。映画を見る。楽しかった思い出の写真や動画を眺める。
肩まで湯船に浸かる。iPhoneの電源を消す。白湯を飲む。掃除をする。ひたすら寝る。
休息をとるために、まずはあなたの心が不調なことに気付かなくてはいけません。
なんだか元気が出ない。
肩が重い。
いつもだったら笑えるときに笑えない。
言葉がうまく出てこない。
読書に集中できない。
友人に会いたいと思えない。
低気圧。
日光を浴びていない。
季節に合った服を着ていない。
心が不調なのは、色んな要素が考えられます。
一日一回のルーティーンとして、あなたの心に目を向けて、あなたの体に注意を向ける時間をつくりましょう。
朝起きたときの肩の凝り具合、玄関を出るときの気分、トイレで一人になったとき、お風呂に入る前、寝る前などに、いつもの自分と今日の自分はどう違うか、感じてみましょう。
そして、もしあなたの心が不調なことに気付いても、決して元気になろうとしないでください。
無理に心を励まそうとしないでください。
生きていれば、元気がないときだってある。
それは当たり前のことで、なにも悪いことではありません。
「心に無理な力をかけること」は、あなたの意図と逆の方向にいってしまうことが多い。
だから、心と向き合うとき、無理は禁物。
ただただ、あなたは疲れているんだということを認めてみましょう。
そして、あなたに不調なときがあるのと同じように、あなたの友人も不調なときがあります。
もし予定の直前に「体調が悪いから行けなくなった」と言われても、それを当たり前のように受け入れるあなたがいるならば、相手もあなたが不調なとき、当たり前のように受け入れてくれるでしょう。
しかし、それを当たり前のように受け入れてくれない人は、もちろん存在します。
そういう人との関係を続けることは、あなたが無理をしなければならない場面が今後も出てくることを意味します。
それでもその人との関係を続けるのか、続けないのか。
その人との関係で得られるメリットやデメリットを踏まえて、考えていきたいですね。
まあでも、ここまで言ったが、無理をすべきときもあります。
もちろん、無理をすべき場で無理をしないという方法もある。
塩梅を考えて、できるだけ無理をしない生活を一緒に送っていきましょうね。